

1|ホテルライクを、日常へ
お施主様が描いた言葉は「ホテルライク」。
それは単なる装飾ではなく、
“上質な暮らしの空気感”を日常に落とし込むことでした。
ラグジュアリーでありながら、
肩肘張らずに暮らせること。
そのバランスを設計の軸にしています。



2|庭と一体で使うLDK
この家の象徴は、
リビングと高さを揃えたタイルデッキ。
ウッドデッキではなくタイルを選ぶことで、
メンテナンス性と質感の両立を図りました。
LDKをL型に構成し、
リビングからもキッチンからも庭へとつながる動線。
高めの目隠しフェンスで囲うことで、
開放感とプライバシーを両立した
“使える庭”が生まれました。
BBQやプール、
友人家族とのパーティー。
オーニングを出せば、
夏でも心地よく過ごせます。
タイルデッキもまた、
LDKの一部です。


3|ホテルのロビーのような吹抜け
リビングには、
大きな開口と高い吹抜け。
けれど「大開口=暑い」ではありません。
浜松の気候を前提に、
高窓には適切な庇を設計。
1階にはオーニングを設置し、
夏の日射をしっかり遮蔽。
冬はたっぷりと日射を取り込み、
晴れた日は暖房なしでも心地よく。
敷地配置と窓の位置は、
日照シミュレーションにより丁寧に検討しました。
他社案とは大きく異なる配置提案も、
この設計思想から生まれています。
夏の日射遮蔽は受け入れつつ、
冬の日差しはLDKの奥まで届ける。
実際、この大開口から差し込む光は、季節を問わず心地よく、冬は暖房要らずの日も多くなります。




4|開放と静けさの両立
吹抜けは好き。
でも音はなるべく抑えたい。
リビングの吹抜けは
2階廊下と直接つながらない配置に。
寝室の壁はプラスターボード二重+遮音材。
開放感と音環境のバランスも、
この家の大切な設計テーマでした。


5|素材とディテール
内装は白ではなく、
やわらかなグレージュ(&ベージュ)をベースに。
グレージュの内装は、“余白のある上質さ”をつくるための選択。
光と影が柔らかく空間を包み、
どんな家具や時間にも寄り添います。
キッチンと洗面にはタイルを。
洗面は有効幅150cmのボウル一体型カウンター。
ガス乾燥機とたたみ台をまとめた家事動線。
ミニマルでありながら、
機能はきちんと備える。


6|整えられた外観
3方向から見える立地条件の中で、
立面のバランスを丁寧に整えました。
メインとなる西面は窓を最小限に。
西日を避けつつ、
シンプルな表情に。
玄関前には目隠しを兼ねた壁を設け、
外壁色を切り替えることで
奥行きと立体感を演出しています。

7|まとめ
豪華すぎない。
でも確かに上質。
デザイン、性能、快適性。
どれも欠けないこと。
それがこの住まいの
“Luxury in Balance”です。
そしてこの家は、
家族や友人との時間が日常的に豊かになる住まいでもあります。


