猫と庭と、居場所が重なる家


リビングでくつろぐ時間。
庭を楽しむこと。
植物を育てること。
この住まいは、
そんな日常の積み重ねを、
無理なく心地よく続けられることを起点に考えました。
敷地は、南側に母屋が隣接しながらも、
全体としてはゆとりのある環境にあります。
外に開くことと、内に落ち着くこと。
その両方を満たすために、
建物の配置や庭の取り方、窓の高さや大きさを丁寧に整えています。

リビングと庭のあいだには、
広めのデッキを設け、
内と外がゆるやかにつながる関係に。
植栽は、遠くに眺めるだけでなく、
窓のすぐ外にも配置することで、
空間の奥行きと、緑に包まれる感覚をつくりました。

室内では、
キッチンを中心に、リビングやスタディスペース、
フリースペースが一体となりながら、
高さや距離の違いによって、
それぞれの居場所が自然に分かれています。


また、この住まいでは、
人と猫、それぞれの過ごし方に無理がないように、
高さや距離、視線の関係を少しずつ整えています。
同じ空間にいながら、
近すぎず、離れすぎず、
それぞれが心地よくいられる距離感。
ときどき、猫たちが気まぐれに近づいてきて、
また思い思いの場所に戻っていく。
そんな日常も、この家の一部になっています。

すべてを分けるのではなく、
やわらかく重ねていくことで、
落ち着いた暮らしがかたちになります。


設計のポイント
・高さの違いによって生まれる、ゆるやかな居場所の分節
・人と猫が同じ空間を共有しながら重ならない動線
・視線を整えることで生まれる、落ち着きと抜けの両立
この住まいのような暮らしを考えている方へ
家づくりは、
広さや設備を整えることだけでなく、
どこで過ごし、どのように時間を重ねていくかを
丁寧に考えることから始まります。
この住まいでは、
庭との関係、空間のつながり、
そして人と猫、それぞれの距離感を、
無理のないかたちで整えています。
岡本工務店では、
設計と性能のバランスを大切にしながら、
日常の中に自然と馴染む住まいを考えています。
この住まいに共感していただけたなら、
家づくりについて、ゆっくりお話しできればと思います。
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